<お知らせ>リフォームの施工実例が追加しました!

パッシブ設計社員研修 第1回を行いました

スタッフ全員参加にて

高気密高断熱のお住まいが一般化する中、パッシブな設計はより重要に。
性能の良い住宅ほどパッシブな設計を重視しないと、空調を稼働させないと過ごしにくく、窓を開けて気持ちよい季節が短くなってしまいます。

KAZは外断熱二重通気工法の採用以来、空調に頼る季節は最小限にできるような家づくりを大事にしてきました。改めて勉強会を開催し、ベテランスタッフ、新人スタッフ、コーディネーターや営業スタッフも足並み揃えて住み心地の良いお住まいの提案ができるよう、ブラッシュアップして行きます。

計3回の勉強会、初日

外皮の中で熱が一番逃げ、熱を一番取得する『窓』の勉強から

窓から逃げる熱、入ってくる熱の計算

窓の種類、方位、季節等の条件を変えて、窓から出入する熱量を計算演習しました。
このようなプロセスにより、方位はもちろん、周辺の建物の高さや配置、将来に予測(3階建が隣地に建つ等)を検討し、各所に適した窓の大きさや仕様は概ね程度設定できます。

勉強会第2回、3回目は自社物件を教材により具体的なシュミレーションを進めご提案に生かしていく予定です。

勉強会を通して、気になったポイントをご紹介

樹脂窓とアルミ樹脂複合窓、どちらがお勧め?

熱貫流率がより低い樹脂サッシ、窓面積がより大きいアルミ樹脂複合サッシはどちらがお勧めでしょうか。
KAZでは、お施主様のご要望をお伺いした上でどちらでもお勧めのサッシをご提案しております。

樹脂窓の特徴

窓のフレームが樹脂製でできている窓。アルミに比べると熱伝導率が低く(約1000分の1)熱を伝えにくい材質の為、冬場の冷気が伝わりにくく、結露が発生しにくい。
窓の強度を保つため、枠が太くなりがち。大開口窓を製作しにくい。

樹脂窓は断熱窓の歴史も長く、気密面でも信頼性があります。

アルミ樹脂複合窓の特徴

強度・耐久性に優れたアルミと、断熱性・防露性に優れた樹脂を両方を主素材として使用した窓。室内側に樹脂を使用し断熱性能を高めている。同価格帯の樹脂窓と比較すると断熱性能が劣る。

断熱性強度を出しやすい構造から、大きい窓や、よりフレームがスリムな開放感のある開口部が作れることが特徴。

複合窓は歴史も浅いが、研究開発により、多彩なバリエーションを実現しつつ、樹脂窓と同等の断熱性能を持つ仕様も開発されている。

同じ規格サイズ窓のガラス面積を比較してみる

樹脂窓 W360 H700 ガラス面積 0.135㎡
複合窓 W360 H700ガラス面積 0.204㎡

同じ規格サイズの窓のガラス面積を比較した場合、前述の通り、樹脂窓は強度を確保するために枠が太くなる分、ガラスの面積が小さくなります。ガラス部は断熱性能が枠部より劣るため、ガラス面積の小さな樹脂サッシの性能がよりよくなる傾向もあります。

日の当たる大きな窓は暖房効果が期待できる

断熱性能とくらべて、あまり知られていないのが、日射熱取得量です。
冬場、日当たりの良い窓辺での日向ぼっこはとても暖かいことからも分かるように、日の当たる大きな窓は大きな暖房効果が期待できます。一般的な南の掃き出し窓のサイズで1500W相当の暖房機と同等の熱量(※注)が得られます。
半面、ガラスが大きい窓は、冬は暖房効果が大きい反面、逃げる熱が多くなったり、夏は暑くなりやすい特性があります。

断熱性能で注目されているトリプルガラスをどう考えるか

断熱性能の高いトリプルガラスは夏の日射を防いだり、冬の熱損失を防ぐには最適な反面、せっかくの暖房効果がえられなくなってしまいます。


適材適所、窓を選ぶと同時に、庇、外付けブラインド、カーテン等をあわせて計画し、よりパッシブな計画をしていくことの大切さを改めて感じた勉強会でした。

次回も気になるポイント、お知らせして参ります!

(※注)W1650 H2000 ガラス面積3.3㎡ 日射熱0.47(LOE-e断熱タイプ)横浜市の場合