新型コロナウィルスへの私たちの考え方

新型コロナウイルスの影響により、外出自粛の日々の中 皆様いかがお過ごしでしょうか。

地場工務店としてこの状況の中でどう舵を取り、何かお役に立ちことがないのか?考える毎日を過ごしております。

雨や風のようにコロナウイルスは見えるものではないけれど、人類がこれまで経験してきた自然が人間に与えうる驚異なのだと思うのです。
自然に立ち向かうこと無く 相手をよく知り無理をせず自然に寄り添いながら、嵐が過ぎるのをじっとこらえて待っていれば、青空をまた見ることができるでしょう。

現場(工事)

現場は職人たちの強いハートと強靭な肉体によって 
いつも通り進んでおります。
お客様から中止の要請があれば止める準備はしていますが、職人やお客様に最大限の感染の注意を図りながら工事を進めています。
大手建設会社が工事中断のニュースが報道されていますが、幸いにも私達の家づくりは熟練の大工が1人か多くても2人位でコツコツ工事を進めているので感染するリスクが低いのが救いです。

設計

以前から在宅の体制を進めていたこともあり、基本の作業は在宅にて効率よく進めています。

お施主様とのお打合せ

資料を事前に用意し、使い慣れないながらもZOOMなどでの進め方も少しずつ見えてきました。打ち合わせの中で、面談が必要な場合はマスク・換気などを考慮して短時間でも納得のできる打ち合わせができる形を整えていきます。

営業

もともとショールームを持たない会社ですので、お客様のお住まいをお借りして、完成見学会、OB宅訪問見学会を開催し、お客様によりKAZのことを知っていただく機会を設けておりました。不特定多数のご案内は施主様にもご迷惑をおかけしてしまうので、今後はスタッフがカメラとマイクを現地に持ち込み、ご見学希望の方はご在宅でリモート見学会を開催する形で進めていきます。

定期点検 メンテンス

直接お客様とお会いしての作業も多いため、一番影響を受けやすいところです。ご高齢の方や持病を抱えたご家族のいらっしゃるご家庭もありますので、事前に十分に相談しながら進めさせていただいております。

スタッフ全員が 想像力を最大限に働かせることができる 健康な体と心を維持してコロナウィルスの収束後、更に成長し次の時代を迎えられる元気な会社でありたいです。
皆様のご健康を心から祈り、少しでも早い回復を願います。

困難に立ち向かう時、いつも私が思い出す詩。

「雨ニモマケズ」

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫なからだをもち

慾はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日に玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを

自分を勘定に入れずに

よく見聞きし分かり

そして忘れず

野原の松の林の陰の

小さな萱ぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って看病してやり

西に疲れた母あれば

行ってその稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行ってこわがらなくてもいいといい

北に喧嘩や訴訟があれば

つまらないからやめろといい

日照りの時は涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなにでくのぼーと呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに

わたしは

なりたい

         和工務店 代表締役社長