2021年8月28日 午前9時よりZOOMにて配信しました 。
お住まいの撮影にご協力くださいましたT様、ご参加くださいました皆様、
大変ありがとうございました。
14 組様がご参加くださり、
・初めてのご参加の方・・・・・5組
・ご来社、お打合せの方・・・・6組
・ご依頼、詳細お打合せの方・・1組
・工事中の方・・・・・・・・・1組
・KAZでご新築OB様・・・・ ・ 1組 でした。
ZOOM見学会を機会に私達のことを知っていただけて大変うれしく思います。
ウェビナーで開催していますので、皆様のご反応を拝見できずに悲しいところもございますが、
お好きなところでおくつろぎいただきながら、お気軽にご参加いただけています。
進行は予定どおり・・・下記の構成で行いました。
沢山のご質問ご感想をありがとうございました。
頂きました質疑については下記の通りです。
【質疑回答】
①外断熱二重通気工法の利点がもっと知りたかった。
冷房の使用を最小限に夏を涼しく過ごすことができる。
断熱材を多く詰め込むことで暖かな冬を過ごすことは簡単ですが、夏は断熱材が干したお布団のようになってしまい、春秋の気持ちのよい季節にもエアコンを使わないとならない場合が生じています。外断熱二重通気工法は夏を涼しく過ごせる仕組みです。床下の地熱利用や内部通気層を通った熱気が高窓から排出される、電気を用いない方法を用いています。
壁の中に断熱材を充填する内断熱と比較して、外断熱は構造の外側に断熱材が張られるため、構造体が室内に触れる面積が多く、木材の吸湿性を調湿に生かすことができる。
万が一、水漏れ、結露が起こった場合に、内側の通気層を通じて、木材を乾かす効果があり高耐久性がある。
②床下暖房の点検・修理について
床下暖房のシステムはヒートポンプで作った温水を基礎のコンクリート上に設置した3か所の床下暖房に送るシンプルなシステムです。
放熱器はラジエーターのようなもので、送られてきた温水が通るだけで自然に放熱しているので故障はほぼありませんが、万が一故障があるとすると配管からの水漏れが考えらます。循環液が減った場合などは、リモコンにエラーが出ます。主には外部に設置したヒートポンプでのメンテナンスとなりますが、万が一、放熱器が破損するなどの場合には、床下点検口から潜って取替えが可能です。実際にお住まいになってからの位置の移動や、床下暖房の取り扱いを始める前のOB様宅へのリフォーム設置なども行っております。ヒートポンプは一般的には床暖房に使われているシステムですので、故障した場合はヒートポンプの修理が必要になります。
③冬の暖房は床下暖房のみで2階、ロフトまでカバーできるのでしょうか? 必要に応じてエアコンも併用ですか?
夏の温度調整は室外35℃、室内25℃とすると温度差10℃
冬の温度調整は室外 0℃、室内20℃とすると温度差20℃
と考えると、冬に必要な熱量は2倍程度必要になると考えています。
夏用のエアコンは6.0kw1台程度
冬用は床下暖房+夏用のエアコンで調整というイメージです。
11月頃、寒くなる前から徐々に床下暖房を可動させます。床下暖房は暖かいというよりは建物のベースとして寒くない(15℃)位に常に保つ役目です。建物の空気だけでなく、床壁天井もほぼ同じ温度に揃うので空気の温度15℃より体感が暖かいです。床下暖房はじっくり全体を暖めるので細かい温度調整は不得手なので必要に応じて、エアコンを運転していただき、ご希望の温度に調整していただくのが心地よいご利用方法です。
④みなさまのエアコン設置台数について伺いたいです。3LDKの間取りの平均台数など。
35坪程度のお住まいで吹抜けのあるお宅は6kw(20 畳用)程度1台を吹抜けの高いところに設置が平均です。吹抜がなかったり、ご家族により体感が違うなどの場合は、8畳用等を追加でつけて頂いています。
⑤床下暖房は標準仕様かと思いますが、平屋の場合もその必要性は変わらないのでしょうか?ロフトなしの平屋でしたら、もともと高気密の構造に、足元の冷えなど、そこまで気にならないのでは?と少し思いました。
床下暖房は16年前から採用しています。以前は蓄熱暖房機を採用しておりましたが、2階より1階が寒い、冬しか使わないのに置き場がもったいない、エアコンの風が気になる等OB様からのご意見のフィードバックとして検討採用したものです。
エアコンをじっくり運転していただき、躯体も含めて建物全体を暖めることができれば足元の冷えも気にならないかと思いますが、エアコンの風が気になる場合は、床下暖房をお勧めいたします。