先日、「こどもエコすまい支援事業の補助金」の記事についてはご紹介しましたが、
2022年11月にリフォーム施工での補助金について、新しい制度が3つ発表されたばかりですので、その概要、どんな工事が対象か、内容の違いや補助額はいくらなのかなど、まとめてみました。
3つの新しい補助金・助成金制度
まずはリフォームの補助金は、下記3つ(文字をクリックすると、リンクで各省庁の詳細ページへ飛べるようになっておりますので、詳細はご確認ください。)
- 住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(経済産業省・環境省)
- こどもエコ住まい支援事業(国土交通省)
- 高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金(経済産業省)※こちらはまた後日まとめていきますね。
今回の補助金の特徴は、「これまでできなかった補助金の併用が可能になったこと」です。また、内容によっては「以前よりも大きな補助額が出る」こと。
今回は、一番補助額が大きい高断熱窓への補助金制度「住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業」をメインでまとめていきます。※名前が長いため、「先進的窓リノベ事業」と呼ばせていただきます。
この制度は窓交換のリフォームが対象
「住宅の断熱性向上のための先進的設備導入促進事業(先進的窓リノベ事業)」は、
既存住宅における窓の高断熱化を促進するため、改修に係る費用の一部を補助します。というものです。
対象条件などはこちら
◇リフォームでの施工であること。(戸建て、集合住宅、どちらでも可能とのこと)
※集合住宅においては要確認。(どこまでが所有か共有か、確認が必要です。)
◇窓(ガラス・サッシ)の断熱改修工事(熱貫流率(Uw値)1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標 水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの)※どの窓でもいいわけではありません、ということです。
◇令和4年11月8日から令和5年12月31日までに工事請負契約を締結したもの。
◇定める事業者登録の後に工事を着工し、令和5年12月31日までに工事が完了するもの。
補助金額
一戸当たりの上限補助額:2,000,000円
20万円ではありません、200万円です。(0が多くなったので、改めて表示しました!)
住宅の種別、窓リフォームの工法、断熱性能のグレードによって補助単価が異なります。一戸あたりの補助額は、補助単価×施工箇所数で算出します。
こどもエコすまい支援事業との違いについて
違いについて、簡単な表にまとめてみました。是非参考にしてみてください。
◇こどもエコすまいは、新築もリフォームも対応しているもの。対象工事の幅が違います。先進的窓リノベ事業は窓のみです。
◇先進的窓リノベ事業は、断熱性能における地域ごとのレベルわけではなく、サッシそのもののレベルによってレベル分けされるということ。(こどもエコすまいは地域によってレベル分けされる)
また、レベルによって補助金額が変わるということ。
(より高性能なサッシ・ガラスにすることで高額にはなりますが、その分の補助金も高額になるということです)
◇こどもエコ住まいは少し条件の部分で確認が必要です。先進的窓リノベは内容が明確ですので、確認は必要ですが、把握しやすいかもしれません。
補助金の併用が可能(一部条件がある)
ここは難しいところですのが、一部の条件をクリアすれば併用が可能とのことです。ここはしっかり確認が必要です。
注意点:国の政策は、予算が限られているので、早めの行動を
補助金は、予算が限られているもので、補助金額が高額なものはみんながほしいものです。ですので、応募が多くなるとその段階で終了となります。また、お考えの施工時期に業者が手配できるともいいきれません。(殺到すればそれだけ施工業者も混み合います)
煽るわけではありませんが、早めのご検討・行動をされた方が安心かもしれません。対象の内容に該当するかどうか、確認が必要ですが、わからない場合は施工を検討する会社へ相談することも必要です。
皆さまのご計画に、少しでも参考となりましたら幸いです。
他の補助金についても少しずつお知らせしてまいりますね。引き続きよろしくお願いいたします。