コルビジェの国立西洋美術館が世界遺産に登録されることが無事に決まりましたね。
少し前にお休みをいただいてフランスに建築見学旅をして参りました。
まずはラ・ロッシュ邸のご紹介を。
門をくぐり緑豊かな通路を進むと手前がジャンヌレ邸で奥がロッシュ邸。
ジャンヌレ邸はコルビュジェ財団のオフィスなので通常は見学できません。
ロッシュ邸の呼び鈴を押すとドアを開けてくれるます。
ロッシュ邸の室内に入る時に靴には袋をかぶせます。
壁に触れるのは禁止で鞄も預けるように言われます。
大事なものが入っているので預けられないと伝えるとリュックを前にかかえればOKでした。
室内撮影は自由。
シャルロット・ペリアン(日本にも影響力を及ぼしたインテリアデザイナー)が1928年の改修時に内装デザインを手がけた、ル・コルビジェとの最初のプロジェクトでもある、とのこと。
この後、彼女はクロムメッキや鉄パイプ等の当時の最新素材と加工技術を使いながらル・コルビジェとともに様々な近代的な家具を開発したそうです。
ドアハンドルとか、シンプルな照明とか、
現代の感覚でも素敵ですね。
パリで建築家として活躍している知人に尋ねられました。
「日本のコルビジェの人気の理由は何?」
大学の初めての製図の授業でコルビジェ設計のサヴォア邸のアクソメを描いたり
模型をつくったりと当時の私にはそのプロセスを通しても一体何を学べたのか?でしたが
コルビジェの作品を訪れて改めて。
プロポーションの美しさと色の使い方?
空間のボリュームに日本文化と通ずるところがあるのでしょうか?
※ちなみに西洋美術館では9月19日まで※
ル・コルビジェと無限成長美術館-その理念を知ろう-が開催されているようです。