床下暖房と床暖房の違い。KAZのおすすめは?

15度を下回ったらスイッチON♪

KAZのお勧めしている床下暖房は外気温が15度を下回ったら、スイッチONの季節です。

11月に入りました。お昼間は暖かいですが、朝晩は寒い日も・・・

KAZのお勧めの冬の過ごし方は、家中を15℃以下には冷やさない。寒くなってしまってから、温度を上げようとしても大変。寒くなり始めの時期に暖房運転を少しずつ始めて、室内の温度を一定に保つのがお勧めです。

床下暖房って?床暖房と何が違うの?

よくお打合せ中のお施主様からいただく質問です。
床下暖房は下図の⑤の放熱パネルの部分。
KAZの床下暖房は基礎コンクリートの上に設置した放熱器を温水で温める床下暖房システムです。基礎コンクリートに蓄熱しながら、床下と建物の通気層全体を温め、室内の天井、壁、床を一定の温度に保ちます。

どんなところが優れているかというと・・・

床暖房は、無垢床材を採用しにくかったり、故障時には床板を剥がさなければならないなどのデメリットがありました。床下暖房であれば通常の無垢床材をそのまま利用でき、床下設置なので点検やメンテナンスも簡単です。

  • 場所をとらない
    床下に設置するので設置場所に悩む必要がありません。
    KAZで床下暖房を採用するまでは、蓄熱式の輻射熱暖房機『クレダ』を標準仕様としてお勧めしていました。 設置するところにある程度の幅の壁が必要だったり、離隔距離を取ったり・・・。家のデザインを左右するところに設置するのも・・・と設置場所は悩みの種でした。
    床下暖房なら、壁のある所に設置したいもの、収納やTV等のスペースを有効に計画できます。
  • 無垢床板との相性が良い。
    床暖房は床板に接して床暖房のパネルがあり、熱や乾燥で床板が反ったり収縮したりする心配があるため、床暖房用の床板を選択する必要があります。床下暖房はパネルを基礎の上に設置しているので床板の温度が極端に上がることがないので、お好きな床板を選定しても安心。
  • 安全性
    床下には電気配線や発熱するものを設置しないので、火事などの思わぬ事故が起きません。
  • メンテナンスが楽
    床暖房はパネルに不具合があった場合、床板をはがさないとメンテナスが出来ません。床下暖房は床下点検口から潜って様子を確認でき、交換も可能です。

床暖房を設置した方がよい場合って?

床下暖房は、家全体が寒くならないよう、基礎、木の構造体、壁や床等の温度を 15度以下に下がらないように キープするシステム。これをベースにエアコンなどを少し使って、お好きな温度に調節するのがオススメ。

『暖かい!というより寒くない・・・』が床下暖房をご採用になった方の感想です。

床暖房は床25℃以上に温めますが、床下暖房はパネルの直上は少し暖かいですが、他の床の温度は15 ℃くらい。「足が冷えてしまって冷たいので床暖房で暖まりたい!」という方は床暖房の方がお勧めです。
また、ON/OFFで入り切りしやすい床暖房に比べ、 家の全体を温める床下暖房は急な温度を調整は苦手です。

こちらが床下に設置される放熱パネル。
床下に3台程度設置し、熱源で作った湯を循環させます。

KAZの家の性能や仕上材との相性が良く、住み心地の良い環境をつくるためにお勧めしている床暖房。とはいえ、寒さの感じ方やお好みの温度等は十人十色です。

ひとつずつお打合せしながら、家の仕様を決めさせていただいておりますのでご新居への夢をお話しくださいませ。