夏涼しい家づくりの秘訣とは?

高気密高断熱の施工は各社様々ですが

2020年省エネ基準適合義務化が見送られたとはいえ、最低限度の省エネ基準(平成28年基準)以上の断熱性能を有していない住宅は新築することができなくなる制度が制定されて以降、高気密高断熱の住まいはかなり一般的になってきました。

寒くない家をつくることは簡単だけれど

しかしながら困ったことに、断熱材を沢山重ねれば寒くはなくなりますが、工夫をしないと夏暑い家になってしまいます。断熱気密が良い家ほど、家の中を暑くしないために【熱を家に入れない】【家から追い出す仕組み】が必要です。

私たちが大事にしていること・・・

①四季を通じて安定した【床下の土の温度】を家の住み心地に生かすこと。
②建物の配置、【庇の出】を検討して夏の暑い日差しを室内に入れないこと。
③自然の力で室内外の【暑い空気を排出】すること。

①四季を通じて安定した床下の土の温度を家の住み心地に生かすこと。

動物は涼しいところを知っている

KAZの家は基礎外断熱。床下の温度は地下室と同じ。土の安定した温度(約15℃)は夏は冷たく冬には暖かく感じられます。
夏場にメンテンスで伺った時に床下に潜るとヒンヤリ。自然の力を生かしましょう。

②建物の配置、庇の出を検討して夏の暑い日差しを室内に入れないこと。

夏の日差しを遮るにはしっかりした軒の出が有効。冬の高度の低い日差しは室内に取り込めるのでエコ!

③室内外の暑い空気を電気の力を用いずに自然の力で排出すること。

床下の冷たい空気が外壁、室内側の通気層を伝わって家が暑くなるのを防ぎます。
外壁、室外側にも通気層があり、太陽で暖められた空気を屋根の高いところ(換気棟)に排気します
室内の暖まった空気は家の一番高い窓から室外へ自然に排気されます
吹抜に設置したシーリングファン。夏冬反転できるものがお勧めです。

こちらでお写真をご紹介したのは、30坪4人家族のお住まい。吹抜上に6KW(20畳用)のエアコン1台で快適な夏を過ごされています。

外断熱だからこそ、出来ること。
構造体の柱や梁が調湿効果を高め、より住み心地の良い家を作っています。

ZEROエネルギー住宅のH邸の施工例は コチラをご覧ください