冬にも適した外断熱

1月5日(小寒)の「寒の入り」、今年の「大寒」の1月20日。
この頃から立春(2月4日)前までに、多くの地域で平年値の最高/最低気温がもっとも低くなります。

空気も乾燥した日が多いので、ご体調には十分にお気を付けてお過ごしくださいね。

さて、夏にも優れた性能を発揮する外断熱ですが、冬の時期もとても安心で居心地よい住空間を提供してくれます。お建て替えのOB様から、「今まで毎年、風邪をひいていたけれど、新居になって、風邪をひかなくなった」といううれしいコメントも頂いています(o^―^o)ニコ

外断熱は結露しにくいの?

ポイントになるのは主に下記の3点
・気密性能を確保しやすい。
・基礎からの熱橋が最小限
・木材が室内空気に触れる面積が多く、調湿と乾燥機能を持っている

気密性能を確保しやすい

外断熱は構造体をぐるっと外側から包むので、隙間なく気密をとりやすい特徴があります。
KAZの目標基準値は1.0㎠/㎡ ですが、2021年の平均は0.4 ㎠/㎡  でした。
外断熱の特性と、30年の外断熱の実績からのノウハウと大工さんの心意気で素晴らしい数値が実現できています。

基礎からの熱橋が最小限

冬に基礎や、基礎に固定されている金物が冷えることで、室内との温度差が生じて結露が起こってしまう可能性があります。そのリスクを最小限にできる、基礎外断熱を採用しています。

木材が室内空気に触れる面積が多く、調湿と万が一の結露等を乾かす機能を持っている

外断熱は構造材(木材:柱や梁等)の外側に断熱材があるため、室内空気と触れる木材の表面積が大変多いです。
更にKAZの採用している外断熱二重通気工法では、床下から、屋根まで連続した通気層を確保しています。
木材が夏に蓄えた湿気を室内に少しずつ放出するため、高気密高断熱の住まいの欠点ともいえる、過乾燥を防ぐ役割があります。また、万が一の結露や水漏れがあった際も、内部の通気層で木材を乾燥させる機能があるので安心です。

更に居心地の良い住まいを作る工夫

・第一種換気システム
・床下暖房

○第一種換気システム 澄家を採用
 第一種換気システムでは、熱交換をする際、室内にあった湿度を排出せず室内に戻す機能があります。
 自然素材の力と換気システムの調和により、機械(全館空調や加湿器等)になるべく頼らない方法で冬の室内の湿度を40%以上に保てる仕組みを作っています。

○床下暖房システム
 床暖房は快適だけれど、システムの初期投資、無垢板の選択肢が少なく効果、故障の時のメンテナンスが大変等の短所があります。
KAZでは、床下に設置した放熱器で基礎を暖め、室内の空気層を通じて、家の外側から家全体を暖めるシステムを採用しています。


KAZでは仕上がったら見られない部分にも力を入れてます。

構造材、耐震金物、断熱、通気層の仕組みなど、家ができあがると見えなくなってしまう部分にも材料を吟味し、大事に施工しています。
「構造には興味ないわ・・・」と思っていらっしゃる方、現場から伝わるもの、きっと感じてくださると思います。

1月23日 構造見学会、ご参加者募集中です。お気軽にご来場くださいませ。