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【コラム】高断熱の家こそ、高気密が大切

家づくり夫婦げんか

「ここからこう入ったほうがいいよね。」

「え~、そうかな~。」

「じゃあ、どうしたいの?」

「ここからこういったほうがいいんじゃない?」

「ありえないっ!!」

 

先日、近所の中華屋さんで食事をしていると隣のテーブルが揉めていて、ちらっと

テーブルの上をみるとおいしそうな料理の隙間を埋めるように住宅の図面が広げ

られていました。4人連れの家族でご夫婦は熱っぽい議論を展開し、2人の子供は

我関せずといった感じで料理を口に運んでいました。

 

私は思いました。この光景よくみるなーと・・・。

 

この光景をよく見るのは街中ではなく、私たちの事務所の打ち合わせ室です。

これを私は秘かに「家づくり夫婦げんか」と呼んでいます。

お打ち合わせの中でお客様ご夫婦が揉めないことはまずありえません。

手摺格子ひとつとっても、縦格子にするのか横格子にするのかで意見が分かれます。

ご主人が「横格子のほうがかっこいいなー。」といっても間髪入れずに

奥さまが「ホコリ溜まるよ。誰が掃除するの?」といった具合です。

こういったやりとりは何十回とお打ち合わせのなかで繰り広げられますが、私は非常に

大切なプロセスだと考えております。

意見が分かれた場合、どちらかの意見を採用することは最終手段になります。

できるだけ両方の意見が満たされるものをご提案したい。それが難しい場合でも少なく

とも片方の意見が全く反映されないご提案はしたくありません。

それは私ひとりが考えることではなく、お客様も一緒に考えていただきます。

そうした過程を経た答えは必ず良いものが生まれるからです。

 

この家づくり夫婦げんかは意外な効果ももたらします。

長年連れ添った夫婦でもお互いの知らない一面を知ることがあります。

「今の家じゃ無理だったから言わなかったけど実は〇〇したかったんだよね。」

といったこともよくあります。

 

家づくりは決してただ家をつくるものではありません。

どういうふうに暮らしたいか、そして将来どのような生活になるのか具体的なイメージを

膨らまし、表現することも家づくりです。

その際にこの家づくり夫婦げんかが登場し、答えを導いてくれるのです。

なので遠慮せず意見をぶつけ合っていきましょう!

家づくり夫婦げんかは犬も食べるのですから。