和工務店にある小さなキッズコーナー。ほんの小さなスペースですが、せっかく「工務店」にあるのだから、できるだけ良いおもちゃに触れて、遊んで、楽しんで頂きたいなぁとの想いから、時々おもちゃが増えたり入れ替わったりしています。
最近新しい仲間が増えました。今日はその新しいおもちゃをご紹介!(写真は早速遊んでいる社長の佐俣・・・)
■まずは、全長約50センチにもなる「汽車つみき」。日本の木のおもちゃの草分け的存在、寺内定夫さんのおもちゃです。寺内さんは国産の木にこだわり、数多くの木のおもちゃを生み出してきました。 参考HP⇒てのひらえほん
「汽車つみき」は、1960年代から制作され続けている一番人気のおもちゃで、今では手に入りにくい北海道産カツラ材の、節のない赤身部分が使われています。組み合わせ次第で何通りもの汽車をつくりだせます。(現在はヒノキ材で復刻されています)
■次に、これも同じく貴重なカツラ材を使用した「つみきセット」です。
とても軽くできていて、無垢材ならではの暖かな手触りや色の深みがあります。軽くて色々な形があるので、赤ちゃんから大人まで使いやすいように考えられています。(こちらは残念ながら現在廃盤商品です)
■最後に「おうちごっこ」をご紹介。高さが30センチほどの、まど、ドア、かべの組み合わせ。人形を使って「お店屋さんごっこ」や、つみきで壁をつくって「おうちごっこ」なども楽しめそうですね。和工務店でのお打ち合わせの際にも、お子さまのアイディアが参考になりそう!?
これらは全て国産の木で作られています。日本は世界でも有数の森林国ですが、せっかくの財産である木材をうまく利用しきれていないのが現実です。寺内さんは戦後の高度経済成長期の大手玩具メーカーの利益追従型のおもちゃ作りに抵抗、動力を使わずシンプルなおもちゃデザインを発表し続けてきました。しかし国内外の安価なおもちゃにおされてしまい、何度も倒産の危機におそわれたそうです。それでもより生活を豊かにする「本物」の玩具を提供しようと、80才をこえた今も精力的に活動し続けています。そんな姿勢は、「玩具」と「家」のちがいこそあれ、和工務店の家づくりの考えと通じるものを感じます。
今回紹介したおもちゃはすべてお古ですが、木は時間が経っても「いい味」を出してくれます。このおもちゃのように、親子孫へと受け継がれるような、時とともに魅力的に成長する家づくりを和工務店も目指しています。
和工務店へ遊びにいらした際は、ぜひ遊んで行ってくださいね。^^
キッズコーナーのおもちゃたちと共に、KAZスタッフ一同お待ちしております。