先日、家族5人分の食料をスーパーでまとめ買いし、
(重いなー暑いなー疲れたなー)と心は何ひとつさえない感じで歩いていた時のこと。
自転車に乗った女性が何かしゃべりながらこっちへ向かってきました。
(ひとりで何しゃべってるんだろう・・)と不気味に感じ、道をあけ立ち止まると、
「ネギ・・ネギ、落としましたよ!」(女性)
「えっ?」(私)
「ネギ、ほら!」(女性)
振り返ると、数メートル後方に先ほど私が吟味して買い求めた、
立派な長ネギがポツンと寂しげに落ちていました。
しかもこの親切な女性は、わざわざネギを拾って戻ってきて手渡してくれました。
親切に教えようとしてくれたのに、変な人だと思ってしまった自分が恥ずかしくなり、
「す、すみません・・・」と謝りつつ、「道端にポツンと落ちているネギ」の図が妙に可笑しくて、
謝りながらだんだん大笑いしてしまった私。
その女性もそんな私を見てツボにはまったようで、しばし2人で大笑いしてしまいました。
女性は颯爽と走り去っていきましたが、見ず知らずの相手と笑いあった後。
さっきまでの(重い、暑い、疲れた)気持ちがどこかへ吹き飛んだことに気が付きました。
(なんだか今日は長ネギに助けられたなぁ・・)なんて思いながら、
アラフォー主婦は、足取りも軽く元気に帰宅したのでありました。
でも実は、長ネギを落とすのはこれが初めてではありません。
ある時は徒歩で、またある時は自転車から、ある時は車の開け閉めをした際に・・・
私は人生でけっこう長ネギを落としています。
今回気がつきましたが、私が長ネギを落とすのは、何だか疲れてしまっているときが多い気がします。
元気がない>長ネギをいつのまにか落とす>笑う>元気が出る
(もしかして、毎回長ネギが私を元気づけようとしてくれてるのかも!)
なんて思ってしまった出来事でした。
それにしても「笑う」ってなんてすばらしい!なんだか心の電池が充電されます。
ちょっと疲れたら、みなさんも長ネギを落としてみませんか(笑)