先日行われた100%オーガニックの上質な蜜蠟をつかったワークショップ。
せっかく木の香る自然素材のおうちを建てたのだから・・・
床や家具もぜひ自然素材でお手入れしたくなりませんか?!
蜜ろうの魅力を各地で伝える活動をしていらっしゃる
FARADAYの平井祐子さんを先生にお招きし、
蜜蠟で床用ワックスとキャンドルづくりに楽しくチャレンジしました♪
まずは「みつろう」って何?どんなことに使われているの??そんなとってもためになる「みつろう講座」から。
蜜蠟がいかに貴重なものか、祐子先生のお話で知ることは初めてのことばかり。
今でいうプラスチックが無かった時代には、ありとあらゆるものに使われていたのが蜜蠟という素材でした。
例えば煤(すす)を出さない蜜蠟で出来たキャンドル。
ヨーロッパの教会ではキャンドルをともしますが、煤が出ないことで教会にある古い絵画は守られています。
だから修道院ではミツバチを育て、ハチミツやみつろうなどを材料にお菓子やキャンドルをつくることが多いのですね~。
日本で使用する和ろうそく、こちらはハゼの実を原料としたものですが、煤が出るので日本では「すす払い」という行事があるのです。
「太陽の光」に一番近いとされる蜜蠟の明りを体感します。最近ではアスリートが試合前、集中力を高めるために蜜蠟キャンドルを使用するのが流行っているそうです。癒される暖かい光でした。
いよいよ蜜蠟ワックスづくりに挑戦です!今回は各自ティーライドキャンドルで蜜蠟を溶かしていきます。手前の大なべではオイルを湯煎で温めています。
それぞれじーっと蜜蠟が溶けるのを待つ時間。炎を見つめていると落ち着きます・・
まだかな~。お子さんも一緒に待ってくれました。ありがとうね~^^
温めたオイルと蜜蠟をお好みの瓶に入れ、好きなアロマオイルを数滴たらします。ラベンダーは香りもよく防虫効果もあるので床用ワックスにはおススメ!部屋中に良い香りがたちこめました。
よくかきまぜたら、固まるまで待ちます。意外と早く表面から固まってきました。
こちらは今日ご用意した蜜蠟ワックスの塗り見本。左端のチーク材、手前半分に塗ってあるのが分かるでしょうか?濡れたようなしっとりとした、自然な艶感が特徴です。そのほかKAZでよく使用するメープル、カバ桜、ナラ、杉やヒノキもご用意しました。針葉樹の杉、ヒノキは塗ったのがよく見ないと分からないほど目立ちませんでした。
こちらは今日の記念プレゼント☆木の端材でコースターを村上大工さんに作っていただきました^^素材はブラックチェリー。今日つくったワックス、おうちでぜひ塗ってみてくださいね~!
大人たちがワックスづくりをする傍ら、子ども達は蜜蠟キャンドルづくりを楽しみました。真剣な表情です!
おうちやリスの型にぬいていきます。意外と力がいるんだよね~、頑張れ!
シートをくるくるっと巻くとこんなかわいいキャンドルに!
色んな作品ができたね~^^
こちらはかわいい蝶がいっぱい!
こちらのキャンドル台も、KAZ村上大工さんがつくってくれたブラックチェリー製。木の端材で制作してくれました。おうちでぜひいろんなものを飾ってネ^^
残りの時間、講師の祐子さんがKAZ周辺に落ちていた落ち葉を溶かした蜜蠟でティッピングしてくれました♪
蜜蠟にひたして乾かします。
植物をティッピングすると表面が蜜蠟でコーティングされ、色や質感が長持ちするそうです。
英字新聞をティッピング(上の部分)すると、しっとりと柔らかい感触に。元祖ワックスペーパー。耐水性&耐久性アップ♪
お花はこんな感じに・・・蜜蠟をつける厚みによって雰囲気は違ってくるかも!?砂糖菓子みたいですね。
「みつろう」は聞けば聞くほど、深くて面白い世界でした!安心で安全な木の家づくりに取り組むKAZを通して、様々な自然素材の良さを知って頂けたらと企画した今回のワークショップ。これをきっかけに蜜蠟の魅力がより広がっていったらいいなと思います♪素敵なワークショップを指導してくださったFARADAYの平井祐子さん、ご参加いただいた皆さま、皆様へのプレゼント用にコースターや素敵なキャンドル台を木の端材で作ってくれた村上大工さん、お手伝いくださった皆さまに厚く御礼申し上げます^^
【お客さまの声より】
・子どもと一緒にとても楽しめましたが、ワックスづくりがあっという間だったのでもう少し作りたかったです。
・ほとんど知らなかった蜜蠟のことを学べて良かったです。ワックスはしっかりと使いたいと思います。
・自然素材の木の香りのする家が出来たばかりなので、そんなワックスが手作り出来るなら良いかなと思ったので参加しました。楽しかったです。また参加したいと思います。
・先生が楽しそうにお話ししている様子が印象的でした!蜜蠟のこと、もっと知りたくなりました。有難うございます。
・親子で楽しめる企画だったので参加しました。マメ知識も知ることが出来て良かったです。この参加費でこれだけ楽しませていただき、有難うございます。