日頃からお世話になっている「平田タイル オレンジサークル 様」主催のリフォームコンテストにて、この度、戸建て部門において2年連続で、受賞しました!
100社以上のエントリーの中から評価されましたので、大変名誉な受賞です。
お住まいは、実例でのご紹介が間に合っておりませんので、また改めてご紹介しますが、写真を掲載しておきます。
タイトルは「キッチンを中心に暮らす 懐かしさと、新しいを併せ持つ 温故知新の家」
築 50 年物件の「良さと共存する、新しいものたち」
お客様のご希望は、「明るく開放的、経年劣化を楽しめ、愛着ある素材や今あるものを最大限に使う、キッチン中心の家にしたい、断熱もしっかり!」でしたので、窓は全て交換(外窓か内窓交換)し、家族が1番長く過ごすLDKには断熱材を追加して、すっぽり覆うように仕上げています。
下は、施工前の写真です。
元々が大きなお住まいではありますが、家族5人が快適に過ごしやすい間取りになるように工夫してあります。廊下を無くし、階段位置も変更し、収納スペースはしっかり確保する、という点がリフォームのポイントになります。
できる限り空間を有効活用し、「キッチンを中心にしたい!」という希望に沿った間取り(配置)により、「パブリックなLDK」では、家族5人で料理や食事、会話を楽しまれたり、「プライベートな各自の部屋」では、自分の時間を有意義に過ごすことができると思います。また、引き戸を選んでいる点も、必要に応じて「空間を選択できる」作りになっている点も評価されました。
審査員の近藤典子さんより総評コメント
授賞式にて、審査員の近藤典子さんより総評コメントをいただきましたので、ご紹介します!
<総評>
キッチン中心のお住まいと、古家の使える良い箇所はそのまま利用されたい施主の思いを、これまでの空間提案のご経験からアレンジやバランスを上手くとられたことが伝わってきました。
評価した点は、3点あります。
1. 階段の位置の変更でLDKでの家族の過ごし方に幅が広がったこと
元の階段の空間をうまくLDKのパントリーや収納にいかされたことでキッチンを充実されたい施主の希望を叶えることにもつながりました。またパントリーの背中合わせの収納は、玄関側近くの収納として使える空間使いのうまさも、これまでの住まいの間取りを活かされた点も高く評価しています。
2. キッチンを中心とした 4つのラウンド動線
住んだ後にお子さん3人がワイワイ走り回っている姿が容易に想像できました。家事がしやすい、住みやすい動線を提案できるのは、暮らしを理解され、普段から意識高く提案されていらっしゃるのが読み取れました。
3. プロとしての誇り(お客様との向き合う姿勢、考え方)
押し付けではない調整役に徹し、暮らしやすいトータルバランスを実感できる住まいを誕生させたと感じた作品です。
施主様の趣味に寄り添う自然素材を取り入れたのセンスの良さも提案はもちろん、LDKで長い時間ご家族が過ごされることを優先した断熱性を高めた性能。 コーディネーター役に徹しながら、しっかりお客様と住まいを主役にされた実力を感じました。
このように、ありがたいお言葉をいただけまして、大変嬉しく思っております。ありがとうございます。
新築もリフォームも想いは同じ「お客様の家時間を大切にすること」
お客様の「こうしたい!こうしてみたい!」に可能な限り応えるリフォーム と 期待を超える提案を大切にしています。
要望を取り入れて、カタチにするところはもちろん行いますが、要望通りだけでは面白くない。
その調整役として私たちがいます。
アンバランスになりそうな部分を足したり引いたりすることでセンスのある空間にまた暮らしやすい空間に仕上げていくことが大切です。
これは、工務店で新築を経験しているからこそできる、コーディネイト力であり、和工務店の強みです。
お客様だけでは思いつかないアイディアを提案することが私たちの存在価値です。