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【コラム】高断熱の家こそ、高気密が大切

SE構法でなければ建たなかったデザイナーの家

M 様邸

所在地東京都町田市東玉川学園
竣  工2006年3月
敷地面積125.08㎡(37.83坪)
延床面積94.83㎡(28.68坪)
1階49.68㎡(15.02坪)
2階49.68㎡(15.02坪)
構造/工法SE構法/外断熱二重通気工法

KAZ(和工務店)で建てる家って実際のところどうなんだろう?
今月は先日行われたKAZの内覧会の様子をお届けします。

今回ご訪問するのはMさまご家族のお住まい。お天気にも恵まれ、快晴のもとの内覧会となりました!
実際に見てみると「これはどうしてこうしたんだろう?」等々、疑問もどんどん湧いてきますよね。
あちらこちらでMさまとご参加の方々、スタッフ間で「家づくりトーク」が熱く交わされていました。

「狭い空間を区切らず、いかにひろく見せるかは大きなテーマでした」とMさま。
キッチン、ダイニング、リビングが緩やかにつながり、天井の高さにも変化があるので広々と感じます。

Mさま邸の特徴のひとつがこちらのキッチン。色を落とした床とエボニー色の家具は奥様のイメージ。無垢の床、白い壁、黒いキッチン&ステンレスのバランスがつくる「温かいけど甘すぎない」センスが素敵です。

親子やご夫妻で一緒にお料理しても、ゆったりとしたスペースを確保しました。

一般的な吊戸棚を採用せず、スッキリ広々としたキッチン。収納スペースは下部に沢山確保しました。「見た目より収納力があるんですよ」とMさま。

(左)吹き抜けに面して、風の吹き抜けるロフトを設置。家族でお互いの気配が感じられる距離感のロフトです。
(右)お部屋の「広々感」を大切にしたMさま。あえて「階段室」はとらずにストリップ階段となりました。

設計も大工も苦労した変形ストリップ階段。のびやかな空間のための影の立役者です!

ロフトはこどもたちの恰好の遊び場!パパママの趣味のものなども収納できて便利です^^

内覧中はKAZスタッフ藤本が、しっかりお子様たちをサポート!(というか一緒に楽しく遊んでいました~♪)

所々にディスプレイされたお子さまとお父さんの作品たち。かなりの力作ぞろい!^^

ロフトは小さなお子さまの隠れ家&遊び場に。沢山おもちゃを出したり工作したり、のびのびと遊べます。

日差しが気持ちよく入り込む、Mさまこだわりの開口部。奥には小さな物干しバルコニーが。

1階の階段下は、自転車やスリッパの収納スペースとして利用。自転車の後ろに見える蓄熱型暖房器(暖吉くん)で冬を過ごします。「冬はこれでエアコンはほとんどつけずに済んでいます」とMさま。

和室はシンプル&落ち着く空間に。横長の窓とグリーンカラーのブラインドがよく似合っています。

洗面室の床には濃いグレーのクッションフロアを選択。シンプルモダン&落ち着いた雰囲気に。

パパのお仕事スペースだってしっかりあるんです。落ち着いてお仕事に専念出来そうですね^^

玄関スペースにも収納をたっぷりと確保しました。

家づくりを始めるきっかけ~完成した時のご感想などM様にお伺いしました。

ひととおり見学後、Mさまご家族と参加された方々、KAZ設計者みんなで輪になり座談会のスタートです。

家づくりの経験者の本音を直接聞けるのが、内覧会の醍醐味ですよね。
「家づくり検討者」と「家づくり経験者」と「家づくり担当者」がくりひろげる「家・トーク」を一部ご紹介!
みなさまのご参考になれば幸いです。(※Q=質問 M=Mさま K=KAZスタッフ とさせていただきます)

Q. KAZを知るきっかけは?

M(ご主人) 偶然知りました。和工務店のそばの土地を見に行ったら「なんか工務店があるな」と。ホームページを調べてみたら実例が良かったので。


Q. KAZに家づくりを依頼された決め手は?

M(ご主人) ハウスメーカー、設計事務所、住宅展示場にも行きましたが、「自分のやりたいことは多分無理だな」とすぐあきらめました。何社かに図面を渡して「こういう家にしたい」と伝えました。最終的にKAZのプランの床に段差があり立体感があるつくりだったことや、収納が多くしっかりととれているところにぐっときました。
K この家の収納計画は相当練られています。「ひろびろ感」と「収納スペースの確保」のせめぎ合いでした。


Q. (家づくりの内容で)わりきった部分はありますか?

M(ご主人) 天井は貼らず、あらわしにしちゃったところ。やっぱり家を建てる時って色々夢をみちゃうんですよね。天窓も憧れだったんですが・・・「夜遅くに帰ってきて本当に天窓から星を観るの?」と妻に言われ、天窓もあきらめました(笑)

M(奥さま) 争って勝ちました(笑)

K 最初のMさまのスケッチはもっと冒険していましたよね。

M(ご主人) 香川さんに冷静に設計していただきました(笑)

M(奥さま) 最初はバルコニーを南面前面につける案もあったのですが、見た目が悪いと今のカタチに変更になりました。


Q. 無垢材の床のお手入れは大変じゃないですか?

M(奥さま) 確かにこどもが水をこぼすとすぐ拭いちゃうんですが・・・逆にマジックで書いちゃったり傷がついても味があるというか、あんまり気にならなくなりました。何より無垢だと大切にしようという気持ちになります。ホコリもたつけど、合板のフローリングより気にならないのでは?実はもともと合板が好きじゃないんです。

M (ご主人) KAZのホームページで木を使った事例を見て「木が得意そう」と感じました。木は色も種類も様々なので、木をよく知るところ(に依頼するの)がいいかなと。

K 代表の佐俣も木にはこだわりを持ってやっています。こちらのお住まいはナラ材にオイル(染み込む)系の塗料で着色をしています。

M(奥さま) 下の部分は色が濃い方が人間は落ち着くと言われています。逆にロフトは木そのままの色。無垢の床材がそのまま天井の代わりにもなっています。

M(ご主人) オイル系塗料はしっとりしますね。


Q. KAZのOBさまで部屋の真ん中に両側を見下ろせるロフトがあるのは快適だとお客様から聞いたことがあります。

K 5年前に両側見下ろすロフトか、片側見下ろす通常のロフトか2択で迷われたお客様がいらっしゃいました。結局片側を見下ろすタイプをご選択されたのですが、今でも「あっち(両側を見下ろすタイプ)にしておけば良かったなぁ」と言われます。明るいロフトになるので、今後もつかっていくプランかなぁと感じています。階段室も通常は壁で囲われてしまいますが、限られた広さの中、ちょっとしたことで広く楽しく空間をつかうことが可能になります。KAZの物件には階段室をオープンにする事例が多いのですが、それも断熱性能がしっかりしているから出来ることです。


Q. ここをこうして置けばよかったなぁということは?

M(ご主人) キッチン上部の横長FIX窓は、開閉できるようにしておけばよかったです。ここは高台なので風通しはとても良いのですが、風が室内を直線に抜けてしまって、斜めにあまり抜けなかった。夏にダイニングで食事をするとき暑いです。

M(奥さま) コンセントは多めが良いと言われていたのに、キッチンのダイニングテーブル側にないのが不便。当時は子供が小さくて中々打ち合わせに同席できなかった。 大半は満足しています。

K (参加者の方々に)これはというアドバイスなどありますか?

M(ご主人) 「自分の家族が一番使う場所」をしっかりイメージするといいかもしれません。そこを大切にしていくとぶれにくいと思います。


Q. キッチンのカタチを悩んでいます。L字にしようか、対面タイプにしようか・・・

M(奥さま) うちはこれだけのスペースしかないので、いかに広く見せるかしか考えていませんでした。仕切るとその分狭くなるので、クローズドタイプのキッチンは全く考えませんでした。ただオープンにする代わりにスッキリと出来るよう、収納については考えました。あと作業しながら子どもに目がいくようにということも。

K キッチンに吊戸棚はないのですが、下部の収納は多くとっています。

M(ご主人) オープンなので油は結構飛んでいます。なんとなく床はサラサラしていたり。ガス台に近いロフト部分は意外と油がついています。


Q. シンクとコンロが背中合わせですが、使い勝手はどうですか?

M(奥さま) 私は大丈夫です。慣れちゃったのか全然気にならない。


Q. 子供部屋はないのですか?

M(奥さま) 小学校中学年くらいまではなくてもいいかな、と。一応将来壁を作れるようにしてあります。窓やエアコン用のスリーブの位置もそれを考えてのことです。

M(ご主人) 将来のことは予測できないので、家の骨組みさえしっかりとしていれば何とかなるんじゃないかなという思いがありました。

K 私はよくある建売り(子供部屋は全員個室)で育ち、兄弟仲も悪くないのですが、子ども達はだんだんリビングに出てこなくなりました。今思うと親は寂しかったんじゃないかと・・・KAZでは子供部屋をつくっても3畳ほど(ベッドと机が置ける最低限のスペース)にして、その分ロフトを含めてLDKを大きくとるプランが多いのですが、「家族の気配を感じる」ととても好評です。結果的に間仕切りを作らず本棚で仕切って終わりになるパターンも多い。先日も高校生(ロフト10畳)中学生(3畳)小学生(3畳)、親はウォークインクローゼット付きの8畳のOBさま宅にお邪魔したのですが、兄弟とても仲が良く、みんな自然にリビングに出てきたりして顔が分かる。何だか健全な感じがしました。でもいざというとききちんと間仕切りが出来るよう準備しておくのも、勿論大切なことです。


家づくりの経緯
賃貸の結露もひどく、いつまでも家賃を払い続けるのはどうかという話になってきました。土地探しには2年かかり大変でしたが、最終的に良い土地に巡り合えてよかった。(黒が好きなど)大まかな所は夫婦ともに似ていて、プラン自体はスムーズにまとまりました。

少し長くなりましたが、如何でしたか?皆さまの生の声が家づくり検討中の方の参考になりましたら幸いです。
すでにお住まいのお家にお伺いする内覧会は、OB様の暖かいご厚意により成り立っています。
当日もMさまご夫妻の心遣いにスタッフ一同助けられ、終始和やかな雰囲気の中内覧会を開催することができました。
KAZのOBさまには素敵な方が沢山いらっしゃいます。こうした出会いもまた、家づくりを通して得られた宝物です。
ご多用の中ご協力頂いたMさまご家族に心より御礼申し上げます。


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