銘木が生きる丘の上の家

Y 様邸

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建築関係のお仕事をされているご主人と、されていらした奥さま。「自分たちで設計した家を自然素材で作れる工務店で建てたい」と切望し、たどり着いたのがKAZでした。高台からの素晴らしい眺望と、旗竿敷地ならではのアプローチを楽しむお住まいが出来上がりました。

1年中春のように爽やかで心地よいリビング。壁は白い漆喰でシンプルに。
自然素材に囲まれた空間は何ともいえない優しい空気にあふれ、笑顔の絶えない毎日です!

来訪者を温かく迎え入れる玄関。Yさま厳選の銘木框やカウンター、木のオブジェが目を和ませてくれます。

幅広カウンターの下は傘立てに。床板はWAX前にYさまが丁寧に磨かれました。より美しく愛着もひとしおです。

(銘木リスト)下駄箱カウンター:西南樺、玄関框:桜

(銘木リスト)幅広カウンター:西南樺

ご夫妻が何度も通って厳選した銘木。随所に使うことで個性あふれる柔らかい空間が生まれました。

床の間もシンプル&上品な仕上がり。和室とリビングの段差に座って眺める景色もお気に入り。

吹抜けに面したリビング大空間には木製ハシゴ付き。子ども達も登ったり下りたり、毎日鍛えられています!

ハシゴの上には子ども達お気に入りの空間が広がっています。大好きなウルトラマンもたくさん!^^

2×4のプランを在来構法へ変換した時に出来た空間を書斎コーナーに。実はここからの眺めが一番!とのこと。

青空が気持ちの良いバルコニー。西に開ける高台の上の旗竿地を選ばれた理由は、その眺望のためでした。

自宅から見える遠くの山々。こんな景色が見れるなんて、贅沢ですね~^^

キッチンからはリビングダイニング、和室、ロフトまで見渡せます。子ども達にも目が配れるので安心です。

奥さまこだわりの油はねを防ぐための壁の幅と、手元を隠すためのカウンター高さは絶妙のサイズでした。背面の吊戸棚はリビング入口のガラス戸にデザインを合わせています。使用したチェッカーガラスも奥さまのお気に入り。

キッチン奥の引き戸を開けると現れる洗面コーナー。子ども達が手を洗いやすいように、ここに配置しました。

カウンターは銘木アサダ。正面のサッシはアプローチから見えるので、ここだけ木製サッシにしています。

リビングとは対照的にこじんまりとしたダイニング。面積を小さくし、居心地の良さと落ち着きが生まれました。

こちらは「飾り棚」兼「ハシゴ」兼「登り棒」!?子供室にはまたまた「登り棒」が!遊び心満載のYさま邸。

外の流しには制作記念の日付入り。家族みんなでワイワイと楽しく作ったのが目に浮かびます。

長いアプローチでお客さまをお出迎えする演出が素敵なYさま邸。ランダムに埋め込まれた石や木、樹木たち。

木製のドアの軒裏、銘木オブジェ・・・それらが優しい雰囲気で目を楽しませてくれています。

家づくりを始めるきっかけ~完成した時のご感想などY様にお伺いしました。

眺望の良い土地探しを1年半。眺望を活かした間取り、子どもが喜ぶ細工、無駄な場所は見えない収納にするなど設計の香川さんと何度も打ち合わせを重ねました。そして現場では大工さんに無理を言って色々な材木を納めていただいたおかげで本当に満足のいく仕上がりになりました。妥協することなく、ひとつひとつじっくりと話し合った積み重ねの成果だと思います。家づくりとは大工さん、和工務店の皆さんを始め、沢山の人たちに支えられてできた集大成だと思います。感謝の気持ちでいっぱいです。

お住まいになってからのご感想
眺望も見飽きることがなく、夏は無垢の床板が気持ちよく、冬は木のぬくもりを感じられ、木と共に生活していると実感します。家は完成して終わりではなく、住み始めてからどう家と付き合っていくかだと思います。これから10年、20年、50年・・・これからは自分たちで手入れして、むきあっていきたいと思います。

打ち合わせエピソード
打ち合わせが始まってお話をしていくうちに、ご主人さまが担当の香川と同じ高校で2年先輩だと判明!!それからというもの、香川は打ち合わせで終始押され気味・・・!?笑 しかし先輩の家を設計させていただけることも何かのご縁。素敵なご縁に心から感謝しています。ご夫妻の設計や素材への想いに対応させていただき、普段あまり触れることのない銘木たちにも出会え、素材の調和についても学ぶことが多くありました。ほぼすべての家具の天板をYさま行きつけの伊豆の材木屋から調達し、KAZの加工場で整えて納めました。また後日、ご主人さま、奥さまのご実家の工事もご依頼いただき、誠に感謝しております。(担当:香川)

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