森 様邸
[table id=9 /]
ご夫婦、親世代、子世代が居心地良く暮らせる家が完成しました。
居心地良くするためにとことんこだわった素材を中心にご紹介します。
階段を吹抜けに取り入れて、部屋の奥まで光を届けます。
アプローチはアクセントで貼ったタイルを引き立たせるため間接照明を設置しました。
縁石は和・洋どちらでもなじむ六方石を使いました。
玄関ホールは白いタイル貼りにしたので空間に広がりがでました。
玄関ホール・リビングの壁に採用した本漆喰の引きずりです。
光が当たると陰影がとても美しいです。
和室の壁は糊土で仕上げました。調湿性が抜群です。
ニヤトウで作った障子はモダンな和室によく合います。
建具はサンタ通商さんの重厚感のあるマホガニー製の扉です。
白い空間なので存在感が増します。
階段は鉄骨階段の軽やかさとブラックチェリー(段板)のぬくもりを組み合わせました。
ダイニングの食器棚はブラックチェリーとウォルナットを組み合わせました。
テレビの壁は黒寒水という石を混ぜた本漆喰塗です。ぶつぶつしているのが黒寒水です。
ご家族の一員のラムちゃんもご満悦のようでなによりです。
家づくりを始めるきっかけ~完成した時のご感想など森様にお伺いしました。
家づくりのきっかけ、経緯について
30年以上前に建てた自宅は、断熱性能が低く夏暑く冬寒く結露も多く、
そろそろ断熱リフォームか引っ越してマンション暮らしにするかと思い始めたところ、
私の実家の父から“家を建て替えたら?”と持ちかけられたのがきっかけでした。
将来父も一緒に住めるように、また、長男か次男の家族とも暮らせるように、
と余裕を持ったプランを依頼しました。
三世代、いや、もしかしたら四世代が一緒に住むことになるかもしれないことや、
家族が増えたり減ったりすることを色々と想定した3階建てプランとなりました。
一番重視したのは耐震性能ですが、準防火地域で内装制限もあるので構造材は出せないし、
もともとすっきりしたアーバンデザインが好きなので、SE構法を選択し、
南側の開口部を大きく取って、明るい風通しの良い快適な家になりました。
住んでみてのご感想
引渡しが6月末だったので、すぐに盛夏を迎えることになりましたが、
家の中央に配置した吹き抜け階段室の最上部に設置した大型のエアコン1台で
家中充分暑くなく快適に過ごせました。
外が35℃以上でも、家の中は27~29℃程度。漆喰壁と土壁の範囲が広いので、
調湿効果は抜群な上に、澄家の全熱交換タイプの換気設備も効果を発揮して、
多湿な夏でも家の中はさわやかでした。
また、冬の寒さ対策が心配でしたが、床下暖房設備を1階と2階に設置したので、
極寒時は補助暖房で家中18℃~23℃に保て、乾燥することもなく、おかげで
風邪ひとつひかず、健康に暮らせています。
建て替える前の家も有名なハウスメーカーで建てたしっかりした家でしたが、
更にしっかりとした構造で、且つ自然素材をたっぷり使った住み心地の良い家となったお蔭で、
家で過ごす時間が楽しくなり、以前より健康になり、家族の会話も増えて、
夫婦ともに長生きできそうな気がします。
近々高齢の父も来ることになり、将来は息子たち一家とも住む可能性もあり、
色々なことに対応できる設計となっているので、安心してゆったりと暮らせるのも嬉しいです。
設計担当より
「普通でいいんです。」(森さん)
森さん普通じゃないですよ(笑)
家づくりに永く携わっている森さんはやっぱり良いものをご存知だなあと
思いました。適材適所とは森さんのお家のことですね!
使い勝手と美しさ。
両立するのは形だけでなく素材も大事だということを教えていただきました。
仕事をしながらの家づくりは大変だったかと思います。
そんなことは表に出さず、いつも笑顔で楽しそうにしている森さんに
何度助けられたことでしょう。本当にありがとうございます。
これから長いお付き合いになりますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
和工務店 木崎 太史
耐震SE構法 関連記事
[card id=”22101″]