「家時間」の過ごし方はその家族によって違いがあります。
個人の時間、家族全員で過ごす時間、友人を呼んで過ごす時間。
特に近年では、在宅ワーカーも増加しているため、そのためのスペースを確保したいご家族様も増えています。
現代の暮らし方を理想とされる方には、まさに「お手本」となるお住まいです。
ポイントは、「それぞれの時間」と「家族の時間」のバランスの良さ
こちらのお住まいは、音楽教室をされている奥様と、在宅でもお仕事をされるご主人様、お子様二人のファミリー世帯です。玄関扉を開けると音楽室。こちらは防音室仕様となります。ご主人のワーキングスペースは作業が捗るよう「おこもり感」を感じられる空間に。遊び心も入れて設置した小窓は、ドアを開けると集中が途切れることがありますが、小さな窓にすることで、気配を感じつつも集中できる空間にすることが可能に。
ポイント①:家の南側はあえて大きな窓を配置しない
お住まいは、角地。住宅地にとって角地は隣接する面が少ないという素晴らしい利点がありますが、その反面、デメリットとして2方向に道路が接しているため、道路から家の中が見えやすくなるということがあります。だからこそ、窓の位置や大きさは重要です。1階は窓を最小限にし、2階や屋根などから日が差し込むように、上手く考えられてプランニングされています。
窓があっても目線が気にならない部屋は寝室に。南側にあるランドリースペースは、よく乾くように。また、高い位置から日が差し込めるように窓が設置されているので、廊下も明るいです。
また、東側には大きなウッドデッキ。東にすることで、当たりすぎず、当たらなすぎない、ちょうどいい日差しを感じながら生活ができます。また、敷地の傾斜を上手く活用している点もこちらのお住まいの特徴です。
ポイント②:夫婦個々でのワークスペースをつくる
玄関ドアを開けるとそこは防音室。奥様はプロの演奏家でもありますので、レッスン教室を自宅にて開設。ご自身の練習はもちろんのこと、多彩な奥様の作業スペースにもなっています。
また、2階にはご主人のワークスペースを設置。仕事中は作業に没頭してしまうので、部屋の様子がこっそりわかるように小窓をつくり、チラッと覗けるようにすることで、中の様子がわかるようにしてあります。
お客様の家づくりエピソード
元々家づくりの際に予めやりたいことは決まっていました。その一つが「防音室」。防音室を得意とする施工実績の多い和工務店に自然とたどり着きました。社長やスタッフの対応はもちろんですが、職人にもきちんと重きを置いている会社が良かったのですが、熟練大工だけでなく、若手職人の育成をやっている様子を見て、長いお付き合いができそうな会社だと感じました。
土地探しから始めたのですが、初めに気になった候補地が売れてしまったこともいいきっかけになりました。初めの候補地でのプランが気に入り、「このプランでそこまで変更しなくても良い土地を購入したい」という考えになりました。おかげで2回目はスムーズに土地購入ができましたし、家づくりもスムーズに進めることができました。
家族構成 | 4名 ご夫婦様、お子様2名 |
所在地 | 東京都町田市 |
竣工予定 | 2022年4月 |
敷地面積 | 187.38㎡(56.6坪) |
延床面積 | 119.22㎡(36.0坪) 1階 57.95㎡(17.53坪) 2階 61.27㎡(18.53坪) |
構造/工法 | 木造軸組/外断熱二重通気工法 断熱材:屋根ネオマフォーム 50mm 壁ネオマフォーム40mm 窓 :YKK APW330 |
その他 | 外皮平均熱貫流率(UA値):0.55W/m²K 冷房期の平均日射取得率:1.9ηAC 相当隙間面積(C値):0.11cm2/ m2 |