二世帯でつながりあう暮らし方

A 様邸

家族構成両親+夫婦+子供2人
(二世帯住宅)
所在地神奈川県相模原市
竣  工2013年9月
敷地面積173.50㎡(52.48坪)
延床面積146.26㎡(44.24坪)
1階73.52㎡(22.23坪)
2階72.74㎡(22.00坪)
構造/工法木造軸組/外断熱二重通気工法

今回は神奈川県相模原市でご両親、ご夫婦、お子さまたちと世代を超えてお住まいの、Aさまご一家の暮らしにお邪魔してきました。
緑の多い住宅地に建つ、とっても素敵なご家族のお住まいをご紹介いたします!

真っ青な空に白い壁が気持ちの良い外観。将来隣地が建て替えた場合なども想定し、日当たりなどの検討を何度も重ね、変形敷地への建物の配置やカタチが決まっていきました。

玄関ポーチには耐久性・耐水性に非常に優れたクマル材を使用。木を使うことで、おうちの表情に温もりがプラスされています。実はこの木のポーチ、工事中の仮設台を見てお父さまがKAZ大工に相談。お客さまのアイデアから生まれました!

玄関を入ってまず驚くのが上がり框のV字型の形状!「靴が沢山置けて便利なんですよ~」と奥さま。
玄関は共通ですが、左右で親世帯、子世帯ゾーンが分かりやすく区分けされています。

2階へ上がりリビングへ。天井が高く、広々と開放的な雰囲気です。床は無垢のチーク材を採用しました。

お子さまたちがのびのびと走り回っても、ご両親と一緒にくつろいでいても余裕のファミリールーム。

リビングの一角にはパソコンスペースが。あえて書斎を設けないことで、家族で程よくつながる工夫です。

大人数で食事できるようにと、ベンチタイプのダイニングコーナー。ベンチ下は収納スペースにもなっています。
子どもが大きくなったら畳を敷けるように配慮されています。ダイニングテーブルはKAZで制作。

リビング、ダイニングに目が行き届くキッチンは家の中心に。いつもお母さんを近くに感じ、お子さまたちも安心。

Aさま邸には、色々なところに収納がいっぱい。各所、とても上手に分かりやすく収納されています。
「収納はとにかく沢山とお願いしましたが、とても良かったです」とAさま。ベンチ下には長いものも収納できます。

お子さまのランドセルや電話などは廊下へスペースをとりました。廊下の一角なのでリビングからも見えにくく、ゴチャゴチャしません。このようなものを一か所にまとめるコーナーがあると、とっても便利です。

明るい洗面スペースは、子育て世代の家事同線を考慮してキッチン&廊下どちらからも入れるように。洗面カウンターは理科の実験用シンクとタモ集成材の組み合わせ。

天井の高さが気持ち良い、明るい子供室。将来は間仕切りを入れられるように梁がはいっています。
今はおにいちゃんと思いっきり「武士ごっこ」も出来る広々とした遊び場になっています。床は無垢のパイン材。

二世帯をつなぐ階段には、窓からの自然光が明るく降り注いでいます。

1階のご両親のお住まい。寝室、リビングダイニングがゆるやかにつながる間取りとなっています。
「とにかく暖かくて快適です。エアコンもほとんど使わなかったんですよ」とAさま。

間取りの面だけでなく、体に負担をかけない「温度のバリアフリー」もとても大切ですね。

家づくりを始めるきっかけ~完成した時のご感想などA様にお伺いしました。

Q. お部屋の暖かさ、涼しさはどうですか?

A. 2階はちょっと寒いときもあるけれど、子供をねかしつけた後、布団から出た時に「寒い~」と数分エアコンをつける程度です。引っ越し当時の9月は残暑が厳しかったのですが、エアコンは使いませんでした。寝室に関しては、冬も夏もつかっていません。今年の夏がどうなるのか、逆に楽しみです。


Q. お住まいになってのご感想は?

A. 遊びにきてくれるお友だちからは、木のにおいがするねと言われます。家のあちこちに子どもが遊べるポイントがたくさんあるのが良いです。以前はリビングで子供も遊ぶのでお片づけが大変でしたが、引っ越してきてからはリビングが散らからず、ストレスが減りました。収納はとにかくいっぱいとお願いしてよかったです。2世帯で一緒に暮らせて、とても助かっています。


Q. 家づくりを始められるまでの経緯をお聞かせください

A. 親世帯が中古住宅を購入しリフォームして住んでいましたが、子育て世代である子世帯の戸建住宅の必要性を機に、2世帯住宅に建て替えることに。雑誌を沢山見たり、内覧や完成見学会へ行ったり、何社か相談にも行きました。

旧家は日当たりが悪かった為、1、2階共に自然光の入る、明るい家&木の温もりがある家が希望でした。和工務店のいいなと思った所は、木の温もりやアウトドアの雰囲気を感じられるところですかね。見積もりもしっかりしていて納得することができました。親身になって話を聞いてくれて、考えてくれて、提案してくれて、何度も根気よく打ち合わせしてくれたことが信頼につながったと思います。


担当者より
家族のカタチは千差万別ですが、「みんなで一緒に暮らしていく」住まい方を選べるのは、とても幸せなことだなぁと、明るく元気なAさまご家族のお話を聞くうちに感じました。

「つながりあう暮らし方」、みなさまも考えてみませんか?

撮影:写真家 砺波周平氏

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